資格確認書とは?届かない人が増えている背景
マイナンバーカードと保険証の統合制度とは(最新の制度改正を含む)
2025年12月に現行の健康保険証が廃止され、マイナンバーカードが「マイナ保険証」として統合される制度が進められています。これにより、紙の保険証を持たない人が医療機関を受診できるよう、代替として発行されるのが「資格確認書」です。
厚生労働省によると、2025年6月時点でマイナ保険証を登録していない人は全国で約2,900万人。そのため、資格確認書の発送は全国的に膨大な事務量となっており、地域や保険者ごとに進捗にばらつきが生じています。
資格確認書と資格情報通知書の違い(最新版の名称・形式も)
似た名称に「資格情報通知書」というものがありますが、これは健康保険組合や自治体が被保険者の資格を通知する文書であり、医療機関で提示しても受診には使えません。
一方「資格確認書」は正式に保険資格を証明する書類で、保険証廃止後の代替証明書として利用できます。
なぜ今、資格確認書が必要になっているのか(12月以降の保険証廃止を含む)
保険証の新規発行が2024年12月で終了し、2025年12月2日以降は使用できなくなるため、資格確認書は「マイナ保険証未登録者の医療アクセスを保証する仕組み」として位置づけられています。
そのため、マイナンバーカードをまだ持たない方や、健康保険証登録をしていない人への送付が急務となっています。
資格確認書が届かない原因
発送時期のばらつきと地域による違い(2025年版のスケジュールを使用)
発送時期は保険者によって異なります。全国健康保険協会(協会けんぽ)は2025年7月下旬から10月下旬にかけて順次発送を開始。
国民健康保険は自治体単位で9月〜11月の発送が多く、後期高齢者医療制度では地域連合ごとにばらつきがあります。
このため、11月下旬時点で届かない人が一定数いるのは自然な状況といえます。
住所変更・転送設定の不備(郵便の取り扱い変更にも言及)
資格確認書は「転送不要郵便」で送付されるケースが多く、郵便局の転送サービスを設定していても届かないことがあります。
また、住民票の住所と保険者に登録している住所が異なる場合、発送元に返送されてしまうことがあります。特に結婚・転職・転居後すぐの方は注意が必要です。
加入している保険者による違い(協会けんぽ・国保・後期高齢者制度など)
協会けんぽは都道府県支部単位で発送を行い、国保は市区町村が担当。後期高齢者医療制度は広域連合が対応しており、事務処理量や確認作業に差が出やすいです。
たとえば、東京都では10月下旬に発送完了報告が出ていますが、九州地域では11月中旬以降に届く例も見られます。
資格確認書はいつ届く?11月中の見通しとその後
協会けんぽ・国保など主要保険者の発送時期まとめ(2025年7月〜10月が中心)
| 保険者種別 | 主な発送開始時期 | 発送方式 | 遅延要因 | 問い合わせ窓口 |
|---|---|---|---|---|
| 協会けんぽ | 7月下旬〜10月下旬 | 普通郵便・簡易書留 | 宛先不明・住所未登録 | 各都道府県支部 |
| 国民健康保険 | 9月〜11月 | 普通郵便 | 自治体処理待ち | 市区町村保険課 |
| 後期高齢者医療 | 8月〜11月 | 簡易書留 | 世帯統合確認の遅れ | 広域連合窓口 |
届く時期が遅れるケースとその理由(宛先不明・再送・手続き遅延など)
再送や宛先確認などの事務手続きにより、届くのが12月上旬にずれ込む場合もあります。
再送申請後は確認作業に1〜3週間かかることが多く、郵便局の繁忙期とも重なります。
「11月中に届く可能性はどのくらいあるか?」(最新の状況から見た見立て)
厚生労働省と協会けんぽの公表データによると、2025年11月15日時点で全国発送率はおよそ92%。
残り約8%が「宛先不明・転送不可・処理中」であり、11月末〜12月上旬の到着が想定されています。
届かない場合に確認すべきこと
まずチェックすべき3つのポイント(加入状況・住所確認・送付案内)
- 加入している保険者の確認:勤務先を通じて社会保険か国保かを確認。
- 住所の最新化:住民票・勤務先・保険者に登録されている住所が一致しているかをチェック。
- 発送案内の確認:各保険者の公式サイトで「発送済み」アナウンスが出ていないか確認。
再送申請や問い合わせの流れ(保険者別の連絡先例つき)
再送申請は、原則として加入している保険者の窓口またはコールセンターで行います。
- 協会けんぽ:都道府県支部の代表番号から「資格確認書再送希望」と伝える。
- 国民健康保険:市区町村役場の保険年金課に連絡。
- 後期高齢者医療制度:広域連合の窓口に連絡し、本人確認書類を提示。
医療機関受診時の代替手段(マイナ保険証がない場合の暫定対応)
資格確認書が届かない状態でも、医療機関で「資格確認中」と伝えれば受診可能です。後日、資格確認書を提示すれば差額清算ができます。
また、マイナ保険証登録が済んでいれば、資格確認書がなくてもそのまま受診できます。
今後の対策と安心のための準備
マイナンバーカードを保険証として使う方法と利点
マイナンバーカードを健康保険証として利用するには、マイナポータルまたはセブン銀行ATMなどから「健康保険証利用登録」を行います。
登録が完了すると、医療機関でカードを提示するだけで資格確認が自動的に行われるようになります。
この方法なら、紛失や転居のたびに再発行を待つ必要がありません。
届いた後に確認すべき内容(有効期限・記載内容・保管方法)
届いた資格確認書には有効期限が記載されており、一般的には発行日から1年です。
記載内容(氏名・生年月日・保険者名)に誤りがないかを必ず確認し、誤りがあればすぐ保険者に連絡しましょう。
保管は通院時に持ち出せるよう、財布やカードケースなどに入れておくのが安心です。
紛失・住所変更時の対応方法(2025年以降の制度改定も)
資格確認書を紛失した場合は再発行が可能です。再発行手続きは保険者窓口で行い、通常1〜2週間で届きます。
住所変更をした場合は、転居届と同時に保険者への住所変更届を忘れずに。
2025年以降はマイナ保険証が主流となるため、紛失や変更リスクを減らすためにも登録を検討するとよいでしょう。
まとめ:資格確認書が届かないときの最適な対応
届かない原因をもう一度整理
- 発送時期の地域差や保険者ごとの事務遅延
- 住所登録の不一致や転送不可設定
- 郵便物の返送・再送待ち
届かない場合のベストな行動ステップ
1️⃣ 加入保険者・住所情報の確認
2️⃣ 保険者窓口に問い合わせ(再送依頼)
3️⃣ 医療機関で資格確認中と伝える
4️⃣ マイナ保険証登録を検討
これからの安心のためにできること
資格確認書は制度移行のための一時的な措置です。今後も確実に医療を受けるためには、マイナ保険証への登録を早めに済ませておくのがおすすめです。
届かない場合も慌てず、保険者の公式情報を確認し、正しい手続きを踏めば安心して受診ができます。
※本記事は2025年11月時点の情報に基づいて作成しています。制度や発送状況は地域・保険者により異なるため、最新情報は厚生労働省や加入している保険者の公式サイトをご確認ください。


