間違いやすい「4nd」と「4th」の違い
「4nd」は存在しない?そう言える理由
英語では、数字の順番を表す「序数詞」に明確で一貫したルールがあります。このルールは、英語圏の子どもたちが小学校で習い、日常生活やビジネス、正式文書でも常に守られる基本です。「4nd」という形は、そのルールにまったく当てはまらないため、正しい英語表現としては存在しません。
見かける場合はほぼ例外なく誤りであり、多くの場合はスマホやパソコンでのタイプミス、あるいは序数詞ルールを正しく理解していないことから生まれます。特に英語初心者の方は「2nd」や「3rd」などと混同してしまい、数字の「4」にも同じ語尾をつけてしまうことがあるのです。
こうした間違いは、普段から正しい形に触れておくことで防げます。
「4th」が正しい形になる英語ルール
「4」は英語で「four」。序数詞にするときは「fourth」となり、「th」を語尾につけるのが正式な規則です。これは1(st)、2(nd)、3(rd)以外のほとんどの数字が「th」を取るというルールに基づいています。
したがって、「4th」が正しい形であり、日付、順位、住所、イベント名などあらゆる場面でこの形が使われます。正しい形を覚えておくことは、メールや書類、会話においてもあなたの英語の信頼性を高める重要なポイントです。
英語の序数詞ルールをおさらい
基数詞と序数詞の違いをシンプルに理解
- 基数詞(Cardinal numbers):1, 2, 3, 4… ものの数を数える数字。物の個数や数量を表すときに使い、買い物や人数確認、距離や重さの表現にも登場します。
- 序数詞(Ordinal numbers):1st, 2nd, 3rd, 4th… 順番や順序を表す数字。順位、日付、階数、イベントの回数など、順番が重要なときに使われます。例えば「第3章」「2回目の旅行」など、話の中で位置づけを示す場面で必須です。
語尾の決まり方(st・nd・rd・th)
1 → st(first)
2 → nd(second)
3 → rd(third)
それ以外 → th
このルールは一見シンプルですが、英語学習者がつまずきやすい部分でもあります。
数字の最後の一桁に注目することがポイントで、例えば21は最後が「1」なので21st、22は22nd、23は23rdといった具合です。
例外ルール(11th, 12th, 13thなど)
11, 12, 13は語尾がst・nd・rdではなく、すべて「th」になります。
たとえ最後の数字が1や2、3であっても、この「10台」の3つだけは例外として覚えましょう。これらは歴史的な言葉の変化に由来しており、英語圏でも暗記で対応するしかない部分です。
楽しく覚える!ストーリー暗記法
王様と女王様の物語で覚える語尾ルール
この覚え方では、数字を王国の住人になぞらえて物語仕立てにします。
- 1位:王様(st)… 王国で一番偉い存在であり、誰もが敬うトップの座。
- 2位:女王様(nd)… 王様に次ぐ大切な存在で、優雅で気品ある立場。
- 3位:王子様(rd)… 若くて将来を期待される存在、3番目の特別な地位。
- それ以外は国民(th)… 王国を支える大勢の人々で、順位が4位以降の大多数を象徴。
こうした物語を思い浮かべながら覚えると、1st・2nd・3rd・4thの流れが自然に頭に入り、さらに5th、6th…と続くイメージもしやすくなります。友人同士でこの王国ストーリーをアレンジして話し合えば、ゲーム感覚で覚えることもできます。
色と図で覚えるst・nd・rd・th早見表
文字だけでなく、色と形を使って記憶を補強しましょう。
stは赤、ndは青、rdは緑、thは黄色に色分けし、数字の隣に小さな旗や王冠などのアイコンを描き込むとさらに印象的になります。
例えば1stは赤い王冠、2ndは青いドレス、3rdは緑の盾、thは黄色の家…といった具合です。視覚的なイメージと物語をセットで使うことで、長期的な記憶定着が期待できます。
「4nd」が使われる意外な理由
タイプミスや誤変換のせい
スマホやパソコンで急いで打つと、キーの位置や指の癖によって、数字の「4」を打った後に本来の「th」ではなく、2の位置にある「nd」を誤って入力してしまうことがあります。特にフリック入力やローマ字入力では、指が隣のキーに触れてしまうミスが起こりやすいです。
また、日本語入力の状態で予測変換を使ったときに、意図せず「4nd」という形が変換候補に出てしまい、そのまま確定してしまうケースもあります。こうした入力ミスは、慌ただしいチャットやSNS投稿、仕事中のメモなどで頻発します。
ネットスラングやジョークとしての使われ方
SNSやネット文化では、わざと間違った形を使って笑いを取ることや、特定のコミュニティ内での「お約束」として使うことがあります。
たとえば、友達同士で順位をふざけて書くときや、ミーム画像やコラージュで「4nd」と表記してあえて突っ込ませるネタにする場合です。さらに、海外の掲示板やTwitterでも、似たような誤表記をユーモアとして共有することがあります。
こうした使い方はあくまでジョークであり、正式な文章やビジネスの場では避けるべきですが、ネット文化に慣れ親しんでいる人にとっては、内輪ネタとして親近感や笑いを誘う一種の表現手段になっています。
正しい「4th」の使い方をマスター
日付での使い方(例:March 4th)
「3月4日」を英語で書くときは、March 4thと表記します。
英語圏では日付の書き方に国や地域による違いもあり、アメリカ英語では月を先に書く(March 4th)、イギリス英語では日を先に書く(4th March)が一般的です。
口頭では「the fourth of March」と表現することも多く、特にフォーマルな場面ではこの形が好まれます。
順位やランキングでの表現
「4位」は fourth(4th)と書きます。
スポーツ大会の順位発表や、成績表、コンテストの結果などで使われます。会話では「He came in fourth.(彼は4位だった)」のように動詞と一緒に使うケースもよく見られます。
記念日やイベントでの表現
例:July 4th(アメリカ独立記念日)。
この日はアメリカでは花火やパレードなどが行われる特別な祝日で、単に「the Fourth」と呼ばれることもあります。他にも「October 4th」など、特定の日付を記念日やイベントとして覚えておくと、現地の文化に親しみやすくなります。
旅行や留学先で役立つ実用例集
- ホテルの4階:4th floor(国によっては1階を”ground floor”と呼ぶため注意)
- 電車の4号車:4th car(特にアナウンスや時刻表で見かけます)
- クラスの4組:Class 4th(学校や語学クラスでのグループ分けに使用)
- 住所の4丁目:4th Street(アメリカの都市名や地名で頻出)
他にもある間違いやすい序数詞
「3nd」「5rd」などの誤用例
これらは非常によく見かける間違いで、特に数字の並びを瞬時に打ち込むときや、視覚的に「nd」「rd」に引きずられることで生じやすいです。
正しくは 3rd(third)、5th(fifth)であり、発音もそれぞれ「サード」「フィフス」と大きく異なります。英語初心者のうちは、発音と綴りをセットで覚えると間違いが減ります。
「4st」や省略形との混同に注意
「1st」と混ざって「4st」と書いてしまう人もいますが、これは完全な誤りです。特に数字を縦に並べた表やランキングで、この混同が起こりやすくなります。
英語ネイティブがこの形を見ると強い違和感を覚えるため、ビジネスメールや履歴書、レポートなどでは細心の注意が必要です。
覚えやすい暗記法とチェックポイント
- 語尾は数字の最後の一桁で決まる(例外あり)というルールを繰り返し声に出して覚える
- 11, 12, 13はすべてthという例外は、語尾の数字ではなく「十の位」がポイントになると意識すると記憶に残りやすい
- 語尾ごとの発音を一緒に練習し、耳と口で覚える
- 表やカードに書き出して、日常的に目に入る場所に貼っておく
豆知識コーナー
アメリカ英語とイギリス英語での微妙な違い
日付表記の順番や省略の仕方に差があります。たとえば、アメリカ英語では月→日→年の順で書く(March 4, 2025)のが一般的ですが、イギリス英語では日→月→年(4 March 2025)が標準です。
また、略記方法にも違いがあり、アメリカではスラッシュで区切る「3/4/25」が3月4日を意味しますが、イギリスでは同じ表記が4月3日を指すため注意が必要です。
さらに、フォーマルな文書ではイギリス英語では序数詞を省略して「4 March」と書くことが多く、アメリカでは「March 4th」とすることがよくあります。
ネイティブが会話で使う自然な言い回し
会話では「the fourth」だけで意味が通じますが、文脈によっては「the fourth of March」と完全な形で言う方が丁寧になります。特に日付を確認する場面や、電話・公式発表など聞き間違いが避けられない場面では、より明確に発音するのが一般的です。
また、イベント名や祝日などでは単に「the Fourth」と省略しても通じるケースが多く、例えば「the Fourth」だけでアメリカ独立記念日(July 4th)を指すことがあります。
ミニクイズでおさらい
三択クイズで語尾ルールを確認
- 5 → 5rd, 5th, 5st のどれ?ヒント:発音の「フィフス」を思い出すと、正しいスペルが見えてきます。順位や日付以外にも、この形はイベント回数や階数などでも使われます。
穴埋め問題に挑戦
March __ → 答え:4th
ヒント:「フォース(fourth)」と読む日付の書き方を思い浮かべましょう。
追加問題
- 21 → 21st, 21nd, 21th のどれ?(最後の一桁に注目)
- 13 → 13rd, 13th, 13st のどれ?(例外ルールを思い出して!)
答えと解説
5はfifthなので5th。March 4thは3月4日。
21は最後の数字が1なので21st、ただし11の場合は11thになります。
13は例外ルールでthがつくため13thです。こうしてクイズ形式で覚えると、数字を見るたびに正しい語尾を意識できるようになります。
まとめ:正しい表記で自信ある英語を
正しい英語表記は、相手からの信頼や評価を大きく左右します。
特に序数詞は日付や順位、住所など日常的な場面からビジネス文書まで幅広く使われるため、間違えるとちょっとした印象ダウンにつながることもあります。今回学んだルールを一度しっかり覚えてしまえば、一生使える知識になります。
日頃から正しい形を意識して使うことで、自然と口や指が正しいスペルを選ぶようになります。ぜひ今日からは、メールやSNS投稿、書類作成などあらゆる場面で自信を持って正しい序数詞を使いこなしてください。


